歌 川 国 芳 / 団 扇 絵 判 錦 絵 / 江 戸 時 代 (1 8 4 0 年) 頃
この作品は団扇に使用するために描かれた浮世絵で、団扇絵(うちわえ)と呼ばれる。現存して
いる個体の多くが団扇としては使われず観賞用として飾られていたもので、当時は国芳をはじめ とした浮世絵師たちによって団扇絵が描かれ、 人気となった。
江戸に暮らす人たちの間で猫好きとして非常に有名であった国芳。猫を題材にした彼の作品はい くつも発見されており、資料として美術館や博物館に保管されている。それらの中で有名な作品
のひとつが、この「猫のす み」。
猫たちが屋形船で夕涼みに出かける様子を描いている。
芸者猫 を迎え入れる船頭の猫と客の猫。芸者猫は手にアワビを持ち、タイトルの 「猫のすごみ」は鰹節
で縁取られている。
猫好きの国芳のユーモアがふんだんに盛り込まれた作品。
作者の歌川国芳は、幼少の頃より類稀なるデッサン力を認められ、歌川豊国に弟子入りする。
そ
の後、風景画、美人画、役者絵など幅広い作域で活躍。国芳が30 歳のとき「水滸伝」に登場する ヒ ーローを武者絵として描い た「通俗水滸伝豪傑百八人一個」が評判とな り「奇想の浮世絵師」
として名を馳せた。
- Detail 商品詳細
素材: レーヨンフジエット
プリント: オーバープリント
ボタン: 白蝶貝ボタン(OFF WHITE), 茶蝶貝ボタン(NAVY)
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